アナテミシア

詩集の下書き

霊びな萌える樹々の庭に踏み込むと斑な木漏れ日の影に魔女の猫が寝て居りズボンの裾に爪を立てられながら撫でて非時香菓の白い蕾や開いた花を愛で碑から水鏡また碑を振り返ると斑な木漏れ日の影に白猫が居り珍しく他の客と明るく和やかな挨拶を交わし木漏れ日の影から影へ移り行く白猫の後に付いて歩き再び魔女の猫を撫でると白猫に誘われて魔女の猫は立ち去り場所を移しページを捲ればダブる者も猫を装い手首を花鎖で結ばれた星の矢と夢に飛ぶベッドたちが陰府の夜に三角形を描く未だ明けぬ私の朝を求めて元旦をなぞるように甘酒を手に角を曲がると

霊びな萌える樹々の庭に踏み込むと斑な木漏れ日の影に魔女の猫が寝て居りズボンの裾に爪を立てられながら撫でて非時香菓の白い蕾や開いた花を愛で碑から水鏡また碑を振り返ると斑な木漏れ日の影に白猫が居り珍しく他の客と明るく和やかな挨拶を交わし木漏れ日の影から影へ移り行く白猫の後に付いて歩き再び魔女の猫を撫でると白猫に誘われて魔女の猫は立ち去り場所を移しページを捲ればダブる者も猫を装い手首を花鎖で結ばれた星の矢と夢に飛ぶベッドたちが陰府の夜に三角形を描く未だ明けぬ私の朝を求めて元旦をなぞるように甘酒を手に角を曲がると魔女のゾロ目と擦れ違い揺れる乳房を恋しく想う