アナテミシア

詩集の下書き

2023-05-01から1日間の記事一覧

ワルプルギスの夜を心の力で越えて水鏡を前に背に雉が鳴き聖域の外を鴉が囲い七つの大罪の娘の栞は何故二重だったのか問うも「心の力」とだけ答えが返り恐らく取り急ぎ心の力から迸る聖液を浴びせてエクソシストする必要があるのだろう死歌詞だ浴びせたくも彼女は迸りの届かない遠い存在であり救えない悔しさに涙を流して心の力を明日も生きる私に注ぎヨーグルトを食べる

ワルプルギスの夜を心の力で越えて水鏡を前に背に雉が鳴き聖域の外を鴉が囲い七つの大罪の娘の栞は何故二重だったのか問うも「心の力」とだけ答えが返り恐らく取り急ぎ心の力から迸る聖液を浴びせてエクソシストする必要があるのだろう死歌詞だ浴びせたくも…

心の力のまま身が跳ねると弾かれる軌道は星を結ぶものなのか試しにエデンに過ぎ去りし過去を求めて一つだけ残っていた狂戦士の水玉を手に取れば同じ水玉の大判写真が二枚も栞されて有る失敗で御負けを二重に得した事を後で知り赤色灯のモノクロが眼の前を通り過ぎて霊びな比売の庭に行き剛毛な腕を天に延ばす樹と白銀の水鏡そして女陰の樹と夫婦の樹を写し戻る車の前で白猫が番をして待ち目を合わせて立ち去り飛行機雲は長く白線を射て雛鳥や果実を愛でて用を足して腰を軽くし重ねて庭に苦瓜の種も蒔こうとしたら既に三つも生え出ていた幸運な日

心の力のまま身が跳ねると弾かれる軌道は星を結ぶものなのか試しにエデンに過ぎ去りし過去を求めて一つだけ残っていた狂戦士の水玉を手に取れば同じ水玉の大判写真が二枚も栞されて有る失敗で御負けを二重に得した事を後で知り赤色灯のモノクロが眼の前を通…