アナテミシア

詩集の下書き

彼岸へ渡るFortunaの神域に踏み入って咲き始めている常世の花々を撮り歩き去年の自分の誕生日に頂きへ立った墳は禁足地であったのを初めて知りソレまでに行く度も目に入っていたはずの「立ち入りを禁ず」の文言は今日まで識ることなく去年に墳を下りたあとも咎められる事が無し奇びな縁も有るものだなぁと狐につままれた面持ちで干上がり気味の池などを写してまた歩き確かホト焼かれて黄泉にくだった女神の島に渡り戻ると参道に黒猫が待って居り一頻り撫でて満ちると公園へ花見に向かいソノ途中みたらし団子と紙パックの牛乳を買い満開ではな

彼岸へ渡るFortunaの神域に踏み入って咲き始めている常世の花々を撮り歩き去年の自分の誕生日に頂きへ立った墳は禁足地であったのを初めて知りソレまでに行く度も目に入っていたはずの「立ち入りを禁ず」の文言は今日まで識ることなく去年に墳を下りたあとも咎められる事が無し奇びな縁も有るものだなぁと狐につままれた面持ちで干上がり気味の池などを写してまた歩き確かホト焼かれて黄泉にくだった女神の島に渡り戻ると参道に黒猫が待って居り一頻り撫でて満ちると公園へ花見に向かいソノ途中みたらし団子と紙パックの牛乳を買い満開ではないが人多く賑わう中を花を見て写し歩き屋台の並ぶ奥のベンチに花というより人々を眺めて座り串団子を食い牛乳を飲んでいるとクチナシの口笛する蛇にを話題に談笑する御婦人方が子連れで現れて入れ替わり立ち替わりベンチの隣に座り餡パン頭の紐付きボールで遊ぶ子が隣に座ったとき振り回す餡パン頭のボールが私の飲んでいる牛乳パックの底にリズミカルに打ち弾み子の母親らしき女性が謝っていたけれど私的にはオモシロく笑いを堪えていたし子も内心ではリズミカルな打ち弾みの感覚をナニコレ楽しくてヤメラレナイとハマっていたハズでソレからまた花を見て撮りつつココも池は干上がり気味で添え木された樹を写したあと樹上から私の頭へ何かfortuneが落ちて当たり歩いて程なく小綬鶏の番いが現れて土を突っつきながら一緒に歩き公園をあとにして書店に立ち寄り書店を出ると烏が弁当を突っついて居て残りの御馳走を嘴にくわえて飛び去ると私も彼岸から帰った